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Volume 17  |  2008年6月8  |  Issue 3

日本と貸金業者–改革主義的な法廷と実質的な正義

要約:2007年、世界の金融市場はサブプライム・ローンに混乱させられ、アメリカ合衆国での貸金業者の略奪的な融資業務が、新たに注目された。しかし、不審な融資業務は日本を含む世界の金融市場を悩ませている。本論では、日本の消費者金融市場の構造上の問題を扱う。過去40年にわたって、司法が指揮し、国会が追従するという形をとってきた。最近では、2006年に最高裁が、一連の判決を下し、それらの判決は、消費者金融業界にとって最も重要な収入源を断つこととなった。その後、国会はそれに伴う法律改正を実施しました。その判決と法律改正によって、アメリカ合衆国では見られない制限が課され、日本の消費者金融業界を根本的に再形成した。本論は、最近の変化を分析し、その変化を文脈内において解釈することを目的とする。それは、単なる解釈や比較にとどまるものではなく、日本私法の成熟過程を知る機会を提供するものである。また、日本の伝統的知見に挑むための論拠をあたえるものである。日本の司法は弱いわけでも無力なわけでもない。自民党や官僚の命令に従ったり、法的欠陥を埋め合わせたりすることに、その力は限られているわけでもない。また、安定した社会のための現状改革者だけであるわけでもない。司法は、私法に関わる事項において、繰り返し基本的法原則の法的効力をなくし、手続き上の正義ではなく実質的な正義を追求することに、積極的に取り組んでいる。本論では、日本の司法は融通の利かない官僚制度に陥らず、改革主義的な下級裁判所が機動力となっていることが示されている。また、歴史的背景と、最近の消費者金融法での発展についての議論の中で、日本での現在の金融市場に影響を与える法律改正とその役割、そして、法治の進化についての見識を与える。

アンドリュー・M.・パーディエック


貧困者のための司法制度の利用:シンガポール司法の動き

ゲアリー・チャン・コック・ユー

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財産分与の請求における韓国離婚法:離婚に伴う年金分割

朴フェイ・Y.

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『バイアルサ』武勇伝の終焉と豪州の排他的経済水域での違法な魚業に対する漁船没収の処罰の合法性

ローランス・ブレイクレー

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卵子提供者と人間胎児の保護 – 韓国の生命論理とバイオセイフティー法の失敗

ムクタ・ジャラニ

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消極権利としての日本国憲法第25条が与える日本の貧困層への好影響

アメリア・S.・キガン

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恒常的に医者が不足してる国々における中級医療機関への効率的な免許付与に関する法律の必要性:マーシャル諸島の医療労働者の事例研究

ジェッフリー・P.・レーン

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「汚染してから管理する」の廃止:公益訴訟と国民参加による中国での環境劣化との戦い

クリスティーン・J.・リー

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Last updated 4/30/2012